活動レポート

松が丘小学校で出前授業

  • 日時 2022年7月15日(金) 2校時と3校時
  • 場所 平塚市立松が丘小学校 理科室
  • 生徒 4年生 40名
  • 授業の内容

① 川からのめぐみと川があばれる時
② あゆのものがたり
③ 金目川・渋田川 での野鳥の生活

④ 川の生きた魚を取って水槽で観察

① 川からのめぐみと川がああばれる時   報告者 栁川三郎

めぐみについて、原生林の中から涸れることのない水源の滝、動物から受ける癒し・やさしさ、川辺のトンボたち、赤とんぼ、ハグロトンボの世界、米どころのめぐみを教えた。

 

あばれる時は2021年7月3日(昨年)の大雨災害を動画であっという間に増水の事を教え、1938年の台風災害の被害甚大、一面が濁流の湖になったこと、300年前の宝永の富士山噴火、大洪水、元禄の大地震の災害の事を教え、生徒は自然が大切と思ったと確信しました。

② あゆのものがたり   報告者  岩本 勲

最初に、みんなで作成した「アユのおはなしの冊子」を先生と生徒に配った。

話の前に、目を通していただいた。授業の最初に、冊子の中にある「金目川水系流域ネットワークのメンバーが作成した詩・あゆの一生」を紹介した。

 

前の方に座った男子・女子に、1ページづつで合計5ページを交代で朗読をしていただいた。生徒たちは仲間の声に引き込まれていきました。

 

金目川水系の中で渋田川はどんな存在か、松が丘小学校はどの位置にあるかを冊子の地図で確認してもらった。そのあと、パワーポイントで映像を見てもらいながら説明を加えた。動画もあり、工夫された映像に大きな声を出しながらの反応があった。冊子を読み映像を見ることによって、アユという生き物が頭脳の中に入っていったと思う。

③ 金目川・渋田川 での野鳥の生活   報告者 佐藤道夫

7月の松が丘小学校での出前授業に備えて、6月に松が丘小学校附近を鳥見観察した。渋田川では、オオヨシキリの声を聞き、カワラヒワ、オナガを校内で見かけた。また、隣の大野中学校では、オナガが巣材をくわえているところにも出会えた。

 

授業当日は、廊下に掲示されていた数々の野鳥の写真(私が会ったこともない鳥の写真も!!)を拝見して、上記の鳥も含め、日頃、なじみのあると思われる鳥も頭に入れ、話の中に入れることにした。授業では、恒例となる、鳥とはなに、から始めて、クイズにも答えて貰った。鳥のいる季節、鳥の種類の見分け方(大きさ、鳴き声、オスメスの違い、親子の違いなど)、身近な野鳥の生活(食べ物・水の捕り方、排泄、水浴び、羽繕い、巣作り、子育て)、について、自分で撮影した写真や動画を中心に、モニターに映写して紹介した。

 

生徒達は、静かに鳥の声を聞いていた時を除き、クイズには積極的に手を挙げたり、鳥の声には聞いたことがある、鳥の姿では見たことがある、幼鳥には可愛い、しぐさが面白い、など、ひっきりなしに声を上げ、一斉にワーというシーンもあって、少なくとも、退屈はしなかったようで、鳥のいろいろな生活を興味深く感じてくれたようであった。生徒の興奮が静まるのを待ったおかげで、持ち時間が足りなくなって省略したスライドもあったほどである。

 

最後に、今年の出来事として、カルガモの親と雛11羽の行動も追加した。別に、カルガモがレジ袋をかぶってしまったところも示して、川を綺麗にすることが大切と感じて貰った。これを機会に、野鳥を少しでも好きになって、野鳥が暮らせる自然を守れるといいな、と思ってくれたら、嬉しい。

 

④ 水槽での魚の観察  報告者 佐々木 和善

私の担当は川で魚をとって水槽に入れて、生徒に観察してもらい、生きた魚をまじかに、生徒たちは目を輝かせて興味を高めてくれた。

 

努力したことが生徒にとって良いことになり、私は感動と感謝を実感しました、気分はうれしくなってルンルンです、松が丘小学校の周りの自然をいかに大切か感じてくれたと確信しました。